嘘をつく男

終わった話。

 

先に断っておきますが、私は地味に生きていますが、別に『いい子』って訳じゃない。

 

興味があれば、良い事だけでなく悪い事もする。

 

要は、そこから何か学べれば特に手段は選ばないだけ。

 

 

 

で、話を戻しますが、

以前、遊んだことがある。

 

 

私は、友達とは悪いことをしないと決めている。

その事から言えば、その人は友達じゃなかった。

 

 

 

その人は、友達ではなくいわゆる『超タイプな異性』だった。

 

 

 

普段なら近寄らない。

 

 

でも、遊んでみたいスイッチが入った。

 

 

なぜなら、その人はそこそこ遊んでいる人だったから。

 

たぶん、真面目な人だったら絶対に遊ばない。

普通に友達になったと思う。

 

 

 

 

私は付き合っている人がいたし、彼もそれは知っていた。

お互いそれは承知だった。

 

 

彼は、よく嘘をついた。

 

 

私と会うのが面倒くさくてドタキャンをした。

何も求めてなかったから普通に断わってくれて問題なかったのに彼は嘘をつく。

 

 

 

 

薄い人間だな・・・

 それが、私の感想。

 

 

 

言い訳に身内を病気にする事だけは、許せなかった。

 

  

その嘘を信じたかったけど、私には言葉の裏側が透けて見えるのが嫌だった。

 

 

 

 

 

 

別に彼に誠実さを求めたわけじゃない。

 

でも、これ以上薄っぺらに汚れていく彼を見たくなかった。

 

 

 

 

まあ、私に魅力がなかったから、彼は私に嘘をついたのだろうけど。

 

  

 

私は彼を詮索しなかった。

追う事もしなかった。

 

 

 

知らないうちに、結婚して子供もできていたのを知った時は、軽くショックを受けた。

 

 

 

もし正直に話をしてくれて、

『時々、遊ばないか?』と、言われたら誘いに応じたかもしれない。

 

残念ながら久しぶりに会った彼に相変わらずで、

そして、出会った時の魅力的なオーラも消えていた。

 

 

 

目をつぶれば、変わらぬ声。

何が変わったか、見極めたかったけど、ちょっと難しかった。

 

 

 

 

女遊びをした時に、遊び相手に優しく出来ない人間はダメだ。

 

 

 

 

なぜなら、女の情の厚さと、怖さをなめているから。

 

 

 

 

私は人の不幸を望まない人間だけど、

予想通り残念な人だったのが、本当に残念だった。

 

 

 

 

 

 私は嘘をつけない人間だから、幸せを願う事は出来ないけれど、

・・・離婚しない事を祈っているよ。