言えない言葉

私は、意外と辛口である。

 

空気が読めない・・・と、言うより読んだ上でどうしたらいいかわからないタイプ。

 

 

その真面目過ぎる斜め上に進む性格で、周りの人間はきっと迷惑している事だろう・・・

 

まあ、誰も言ってくれないから治しようがないのだけれど。

 

 

 

そんな私にも言えない言葉がある。

 

 

それは、『言ったら縁が切れる』言葉。

 

 

 

ある友人で、2アウトをもらっている人がいる。

 

私の優しさは、あんまり理解される事がない上に、大きなお世話らしいので仕方がない。

 

私は、好きでも、相手が私を嫌いという事は良くある。

 

 

彼女は、強い。

とても。

 

そして、弱くもある。

 

 

強すぎる武器を持ち、それを自分の為にだけ使う。

 

 

・・・それ、ダメだよね。

 

 

彼女は話が上手で、物事をはっきり言うタイプ。

そして、仕事が出来るし頭もいいので、自分がやられるまで気が付かなかった。

 

 

やられて気が付いたけど、『これは言えないな・・・』

 

と、思った。

 

彼女は

『面倒くさくなったから、今は手を出さないで見てるだけ。』

と、いう事をことある毎に口にする。

 

 

それだけ多くの立ち上げに関わっていながら、なぜに放置なのだろうか。。。

 

私はそれを『飽きっぽい』と、判断していた。

 

 

でもそれは少し違う気がしてきた。

 

彼女は、たぶん周りから疎まれてくるのだと思う。

 

 

彼女は、優秀である。

でも、完璧主義で人を褒めない。

要するに人を使うことは出来ても、協力をえるのが下手なのだ。

 

自分でやらないと気が済まない。

他人を信用しない。

給与という報酬がない世界とあやふやな仲間という関係の中で、

彼女はその口の上手さで報酬を独り占めしてしまうのだ。

 

 

最近覚えた言葉の中に、『承認欲求』というのがある「承認欲求とは」の検索結果 - Yahoo!検索

 

 

※承認欲求(しょうにんよっきゅう)=他人から認められたいとする感情の総称である

 

 

余談だけど、

ミクシィで、足跡機能が変更され、急に色あせたように感じるようになったのは、承認欲求が満たされなくなったからだと思う。

 

コメントはつかなくても、ニュースのネタを書くと100近くの足跡が付くのはテンションが上がった。

 

要するに、直接言葉をもらえなくても、自分の仕事だと認められれば人は嬉しいのである。

 

 

彼女は、そこを全て独り占めする。

 

それに気づかない。

 

 

私は、今まで悪い所があれば言ってあげるのが優しさだと思っていた。

 

その気持ちは今も変わらない。

 

でも、私は彼女にそれを言えない。

 

なぜなら、私は当事者になってから気づいたし、もう同じ失敗は出来ないから。

 

 

彼女は、人を引き寄せる魅力がある。

でも、それだけである。

 

それをわかっていて、言えないのは冷静でいられない自分が容易にわかるから。

そして、受け入れてもらえない事も。

 

 

言葉を伝えるには、時期がある。

それを外すと、ただ単に攻撃になる。

 

弱い私はそんな事されたら、ひとたまりもない。

 

 

分かっていても言えない事がある・・・

 

彼女と知り合って、それを学習した。